信州アルプス大学

レポート

9月30日 ワインエキスパート資格保持ガイドと行く!5軒のワイナリー&景観を楽しむウォーキングツアー

今回から旅行会社VELTRAさんでパッケージツアーとなった「ワイン散歩」。バージョンアップしての開始です。

秋晴れのすばらしいお天気のもと、JR塩尻駅を起点に信濃ワインまでをウォーキングしました。昨年までのコースに加え、とくに桔梗ヶ原の歴史や地形を感じていただけるコースになっています。

 

まずは、JR塩尻駅西側のブドウ棚へ。ちょうど実がなる時期なので、メルローやナイアガラがたわわに実っていました。今年は成熟もよく実も大きなものです。

  

新コースで訪れたのが、桔梗ヶ原神社。歴史ある神社で玄蕃祭りの原点です。京都伏見稲荷までとはいきませんが、赤い鳥居がいくつもあって歴史を感じさせます。キツネの石像が悪そうな顔なのが面白いですね。桔梗ヶ原開拓当時から地元の集まりで使われていた神社です。

 

桔梗ヶ原神社を過ぎて国道19号線へ。桔梗ヶ原横断歩道橋をわたって塩尻警察署横にある「豊島理喜治」さんの記念碑へ。豊島理喜治さんは桔梗ヶ原で初めてワインを造った方で、林五一さんも学ばれた方です。もう少し目立つところに石碑があるといいのにって場所です。

  

本当にいい時期にあたって、塩尻を代表する品種である、ナイアガラやコンコードの収穫時期です。ナイアガラはその独特の甘い香り(キツネの香りとも言われています)で空間一面を覆っています。塩尻の風物詩ですね。

 

毎年恒例の絶景スポット。道路脇からぶどう畑が見渡せる場所です。道路整備されて歩道が完備されたため、安心して見渡せるようになっていました。いつもながらとてもきれいな風景です。

 

 

  

さて、ここからがワイナリー密集地帯!

しか~し、残念ながらコロナの影響でどのワイナリーも試飲を行っていません。売店でワインを購入し、桔梗ヶ原最古のメルローの樹の前でいただくことにしました。最古もメルローを眺めながらメルローを飲む、これはこれでいい体験です。

五一ワイン、井筒ワインを後に、奈良井川の河岸段丘を下り信濃ワインに向かいます。実際に歩くと、河岸段丘の様子がよくわかります。車だと単なる下り坂ですが、歩くスピードって大事ですね。

  

信濃ワインでも、収穫されたぶどうが箱に山積みになっていました。まさに最盛期!これから新酒や新しいワインができるのが楽しみです。

再びJR塩尻駅に戻って、フォンターナでお疲れ様会。ナイアガラスパークリングが喉にしみました。本当にお天気に恵まれての最高のワイン散歩でした。来年はもっと大人数で楽しめたらと思います。

 

 

 

レポート提出日:2020年10月06日(Tue)

レポーター:中村剣