信州アルプス大学

レポート

6月1~3日 第4回コミュニティーカレッジ・バックステージ
in 信州塩尻

好天に恵まれた6月最初の3日間、「第4回コミュニティカレッジ・バックステージ」(略称CCB)を開催しました。

CCBとは、全国各地で活動するコミュニティカレッジ(市民大学や類する団体)の運営者が集まり、活動報告や運営課題の解決などについて話し合うフォーラム。第1回を神戸、第2回を千葉県柏、第3回を高知で、開催地の市民大学がホスト校となって開きました。第4回のホスト校として手を挙げたプス大が、7大学・22名+ホンモノの大学(!)の先生1名をえんぱーくにお迎えしました。市民大学をバックステージ(舞台裏)で支える各校の皆さんは、すでにお互い顔見知りの方々も多く、終始リラックスした雰囲気でした。


再会を喜び食事とお酒を楽しんだ前夜祭の翌日は、CCB本番。オープニングムービーでお迎えし、塩尻、そしてプス大をご紹介しました。
今回のCCBのミッションは「コミュニティカレッジ運営“虎の巻”を作ろう!」。各大学の実践例や課題を、集合知として形に残し、これから生まれる市民大学の手引き書にもなるものを、というのが目的です。4カテゴリーに分けたテーブルを、3回に分けてぐるぐると巡ってもらいながら、それぞれの回でディスカッションし、最終的にまとめ上げるという手順。こう書くと簡単なことのようですが、実際にこなすのはかなり難しいのでは…と、実のところ不安でした。


が、そんな心配は全くの無用と、ディスカッション開始1分で判明! 各テーブル6~7人、初めて会う方もいるはずなのですが、テーブルに置いた模造紙2枚は、皆さんが書き込んだ付箋紙でみるみる埋まっていきます。それと同じくらいに活発な発言が全部のテーブルで途切れなく続き、しかも全員が必ずしゃべっている。スゴイ人たちを見た!!とただただ驚きました。


昼休憩をはさみ、午後のディスカッション、そして「虎の巻」に仕上げる段階へ。各テーブルのリーダーを中心に、どっさりある付箋の内容をまとめていきます。制限時間内に終わってもらわなければ!と焦りながら見ていましたが、すべて時間内にきちんとまとめ上げられました。なんなんだ、スゴすぎる!!とまたまた驚き。「まず自分たちが楽しもう!」という気持ちで、誰に言われるからではなく自ら動いている、そんな皆さんのパワーを実感しました。


場所を移しての、小口塩尻市長による講演で、塩尻の魅力や取り組みについてお話しいただく間、虎の巻製作スタッフによる急ピッチの作業が進行。講演後の各カテゴリ別発表が終わったタイミングで、実際に巻物として完成した「虎の巻」がお披露目。すべての大学の皆さんに持ち帰っていただくことができました。最後に、次回開催校のスタッフの皆さんからも、心強い言葉をいただきました!


夕方からはメインイベントの(!?)懇親会。ワインエキスパートの資格を持つ中村学長おすすめ塩尻ワインをはじめとしたお酒各種、そして名物山賊焼きやわさびピザなど地元食材を使った料理、さらに山盛りの朝取り新鮮レタスも加わって、おいしく楽しい時間を過ごしていただけたようです。


最終日には、オプショナルツアーが2本。景観ネットワーク・堀内さんと中村学長がワイナリーを案内する「しおじり景観ワイン散歩」と、会場となったえんぱーくのふだんは見られない裏側まで巡る「塩尻市民交流センターえんぱーく探検」。参加希望者の皆さんがそれぞれ楽しまれました。

 

3月ごろから具体的な準備を進めたプス大スタッフも、無事に終わってホッと安心。まだ改善できるところはあったと思いますが、今までにはないCCBを実現できたのではないかと思います。個人的にも、今後の活動にちょっとヒントをもらうこともできました。各大学の皆さんからパワーをもらい、いい経験になりました!

皆さん、ありがとうございました!!

今月発行予定の季刊ニュースペーパー『夏プス』ではさらに詳しくレポートしますよ~!

レポート提出日:2018年06月08日(Fri)

レポーター:北原華子