信州アルプス大学

レポート

4月16日 ファシリテ―ション力講座
~これからのまちづくりの大切なチカラ~

4月16日、塩尻市のオープンキャンパス授業「ファシリテーション講座~これからのまちづくりの大切なチカラ~」が開講しました。
松本大学で主に地域づくりアドバイザーをしている福島明美先生が講師を務め、会場には約20名の方々が受講されました。

まず、まちづくりにおける話し合いに見られる、よくある傾向をパターン別にまとめた説明がありました。
話し合いを活性化させるためには、仲介・進行役であるファシリテーターの存在が重要であるということを知りましょう。
それでは、ファシリテーターとは何か、ファシリテ―ションの能力を身につけるとどういった効果が期待できるのか、それぞれ具体的な説明がありました。

ファシリテーターとは、話し合いの仲介・進行役のことです。
ファシリテーターには、参加者全員の声に耳を傾け、きちんとしたコミュニケーションをとって出番と役割を与え、参加者全員の合意形成をはかる手腕が問われます。
話し合いを活性化させるためには参加者全員の当事者意識が必要です。

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ファシリテ―ション力を身につけるためには、専門的なテクニックとスキルが必要になります。
いろいろな種類の手法があるなか、今回の講座ではワークショップ手法を体験することになりました。
ワークショップ手法とは参加型研修会のことで、ファシリテ―ション力を学ぶときによく使われます。
ワークショップ手法には、ブレーンストーミング、KJ法などいくつか種類があるなかで、今回はアイスブレークとグループワークが実践されました。
アイスブレークでは、先生と一緒にジャンケン、机と椅子を動かして全員で輪になって自己紹介。
このとき、会場の雰囲気が少し和やかになりました。
グループワークでは、3つのグループに分かれて話し合いにおけるルールづくり。
グループごとに、アイデア出し、情報の整理、小見出し、大見出しをつくって仕上げてから、それぞれの発表があり、一人一人が積極的に発言し、会場に活気が溢れていました。

 

参加者アンケートより、「想像以上に濃い内容だった」「実際に体験できて良かった」などの感想がありました。
なかでも、熱心に感想を書いていた女性が印象に残っています。

参加された皆様が新しい気づきを得てファシリテ―ションの理解を深め、参加者同士のネットワークが広がっていくことを期待しています。

 

レポート提出日:2016年04月18日(Mon)

レポーター:中野美和