信州アルプス大学

レポート

3月19日 仕事を「ゲームっぽく」して楽しむ3つのコツ
〜初めてのゲーミフィケーション〜

20160319_044406077_iOSゲームの「楽しんでしまう仕組み」を抜き出して、仕事や毎日の生活に役立てるノウハウを、ゲーミフィケーション・アドバイザーの與曽井清司さんから楽しく教えていただきました。

12874411_995827577158032_916369401_oまずは、KATARUTAというカードを使い、そこに書かれているキーワードを使って参加者が自己紹介することからスタートし、皆さんの気分がほぐれたところで、講師の與曽井さんが軽快なトークでゲーミフィケーションの概念を丁寧に紐解いていきました。

この「みんなが楽しんでしまうゲームの仕組みを、生活や仕事に取り込むこと」というゲーミフィケーションの手法を、サービスや研修・指導に使っている企業が多くあるとのことで、事例が紹介されました。

 

その後、以下の4つの仕組みについて説明いただきました。
仕組み1 目標とルール、時間制限
仕組み2 見える化とフィードバック
仕組み3 レベリング
仕組み4 進捗ダイナミズム

以上の4つの仕組みには、「あとちょっとで終わる!」というやる気のアップや「もう少しやって100%にしたい」という穴埋めしたい心理が働くとのこと。具体的な例としては、待ち時間のカウ20160319_051459788_iOSント
ダウンが表示される歩行者信号、ディズニーランドの待ち時間の表示、居酒屋
のスタンプカードでポイントの可視化とストーリーづくり、Pizza店の待ち時間にクイズを出す等、生活の中で使っているゲ
ーミフィケーションが多くあることが紹介されました。

最後に、ご褒美飯や3つの贈り物(フィードバック) 等、日々の自分の頑張りに対するちょっとしたご褒美や、お一人タイムリミットのように自分ルールを作って実践することで、仕事や生活が楽しくメリハリがあるものに変化することを学びました。

講座の中では、発言をした参加者には1回につき1つづつコインが配られ、最後に一番多くコインをもらえた人には、講師からのプレゼントがありました。

そして終わってからの質問タイムでは、参加者から、時間にルーズな人にどうやって時間を意識させればいいか?という問いに対し、講師からは、時間でどうしても動かなければ、別の手法を使ってみるといいのではと、具体的な手法を例を挙げて回答していただきました。

ゲーミフィケーションは、普段の生活や日々の仕事に気軽に取り入れられるものが多くあることがわかり、今日学習した以外の他の手法についても、もっと学びたいという声も聞かれました。

レポート提出日:2016年03月19日(Sat)

レポーター:宮澤由香