信州アルプス大学

レポート

12月9日 AI講座でアイを語るAI入門

去る12/9に、プス大初となるAI講座「AI講座でアイを語るAI入門」を、AI・機械学習の教育分野で急成長中の(株)キカガクCLO今西航平さんを先生に迎えて開催しました。

授業には、IT関係の方はもとより、きゅうり農家さんセロリ農家さんから、モノづくりをしている方、運輸、環境測定をしている方まで、幅広い業種、20名を超える方にご参加いただき、AIに対する関心の高さがうかがえました。

授業は、人工知能って何?ドラえもんとどう違うの?といった話から始まり、「学習」をする、とはどういうことなのかの説明、そして、どんなところに応用されているのか、といった話に続きました。

きゅうりの選別の応用例や、クリーニング屋さんでの応用例の紹介があと、先生から「何でもできそうにおもえてしまうAI」について、今日の核心とも言える重要な一言がありました。
「人間ができないことは機械もももちろんできない」
当たり前なようですが、昨今のAIに対しての過剰ともいえる報道を聞いていると魔法の杖のように誤解してしまうので、こういったことを専門の先生から聞けるというのは、とても意味のあることだと感じました。

また、「定性評価を定量評価」(定量化されていないものは学習できない)、「AIはあくまで手段」(使うことを目的としてしまうと失敗する)といった、AIを実務に使っていこうと考えるときに必要となる考え方も教えていただくことができました。

途中、スターバックスのコーヒーを飲みながらのコーヒーブレイク&質問タイムを挟み、マイクロソフトから提供されているツールをつかった機械学習(ワインの分類)や画像認識(10種類の」動物の画像分類)の例についての紹介、今後の勉強の仕方についてのアドバイスをいただき、終了となりました。

最後には、オンライン講座udemyのなかで先生が開講している講座の無料アクセス権もいただき、AIに関心のある方、これからAIを学んでいこうとしている方にとって大満足の講座となりました。

参加していただいた方からは、マイクロソフトのAzureをつかった画像認識のさせ方のデモがよかったという声や、AIの業界にいる方からAI応用の実態について聞けたのがよかったという声まで、それぞれ参加された方々のレベルに応じた気づきがあったようで、主催者としてもうれしい限りでした。

最後になりましたが、今西先生、ありがとうございました。
また、塩尻振興公社様には本授業を共催いただき、ありがとうございました。

きゅうり農家+AI https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=XkKxSAb4EAw
クリーニング+AI? https://www.youtube.com/watch?v=vCUk7zkzDQw

株式会社キカガク

レポーター:竹内 永(信州アルプス大学授業コーディネーター)

レポート提出日:2018年12月27日(Thu)

レポーター:竹内 永