信州アルプス大学

レポート

10月13日 塩尻景観”ワイン”散歩

秋晴れの中、第3回目となる塩尻景観”ワイン”散歩の開催です。
塩尻市外から東京からの参加者もおられ秋の桔梗ヶ原とワイナリーめぐりへの関心の高さを感じました。

先生として、塩尻景観ネットワークの堀口さん、ぶどう栽培のプロの茂原さんを迎えて、散策しながら景観スポットや途中の果樹園の木々の説明を受けながら進みます。コースはえんぱーくを出発して、塩尻駅、サントリー、市内の果樹園、メルシャン、井筒ワイン・五一ワイン、最終目的地は信濃ワインとなる約6kmほどです。

 

 

茂原さんからは、
「ぶどうの葉っぱの裏側に毛が生えているのがアメリカ系、毛が生えていないのがヨーロッパ系品種」
「葉っぱについている白いのはボルドー液、ベト病を予防するのです」
など専門的なお話しを伺いました。ただ見てるだけではなにも気づかないのですが、わかってる方からのお話しを聞くと驚きますね。

 

 

立ち寄ったワイナリーは、サントリー、メルシャン、井筒、五一、信濃。このコースには5つもワイナリーがあります。五一ワインでは圃場にはいって、ワイン用ぶどうの説明も受けてよりワインに詳しくなりました。圃場ではナイアガラのいい香りがしていたのが印象的です。

 

 

参加者のみんさんも説明を熱心にメモ書きされており、車では体験できない景観散歩ならでは醍醐味を体感されていたようです。

「ワインの試飲ができてよかった。」
「普段ないげない風景も説明してもらうとまた違った角度から塩尻が見られてよかった」
「初参加でしたが、ワインについての知識が増えてよかった」
「ワインとぶどうについて知らないことを学べた」
「想像以上に先生の話が濃くて勉強になった」
「まだまだ知りたいことがいっぱいです」

とうれしい感想をいただきました。

参加された理由も、「景観」+「ワイン」がよかったからという意見がほとんどで、車で回ってもただワインを買うだけだし、ワインを飲むだけの会もいろいろある。この歩きながら説明を聞きながらワイナリーを巡るのがよかったと、塩尻のワインツーリズムの可能性を感じるものでした。来年はこの企画をもっとブラッシュアップして通年のメニューにしたいです。

景観散歩終了後は、塩尻駅前のフォンターナ デル ヴィーノでお疲れ様会。
美味しいお料理に塩尻ワインで語り合いました。

 

 

 

 

 

 

 

レポート提出日:2018年10月15日(Mon)

レポーター:中村剣(ワインエキスパート)