信州アルプス大学

レポート

1月18日 日本茶インストラクターから習う 日本茶、はじめの一歩

2020年新春初のプス大授業は「日本茶」です。

子供の頃は急須にいれたお茶を飲むことは当たり前でしたが、ここ最近はすっかり遠ざかってペットボトルのお茶が多いのではないでしょうか?

岡谷市のお茶の専門店「茶小泉」の店主でもあり日本茶インストラクターでもある小泉さんから緑茶に関する基礎知識を教えて頂きました。話を聞くと奥が深い、深い。あらためてお茶の魅力を再発見できるものでした。

まずは一歩店内に入った途端、感じるお茶のグリーンの香り!に驚きました!

 

お茶の歴史の話を聞いた後、お茶の分類について教えて頂きました。緑茶は「不発酵茶」と言われるもので、ウーロン茶は「半発酵茶」、紅茶は「発酵茶」というものだそうです。不発酵茶の中にも日本式、中国式があり、さらに細かな分類があります。こんなに種類があるとは知りませんでした。

お茶の部分によっても、粉茶、芽茶、茎茶、と分かれ、さらに玄米茶や焙茶もあります。

 

 

 

 

お茶の入れ方も知らないことばかり!

お茶は、①茶葉の量、②湯の量、③湯の温度、④浸出時間(蒸らす時間)によって味がかわるとのこと。湯の温度とお茶から出てくる成分溶出の関係で、旨みを感じるアミノ酸は湯温が低くても溶出されるのですが、湯温が高くなるとカテキンがより多くお湯に溶け込んできます。

湯温が低めだと甘く旨みを感じ、湯温が高いとカテキンにより渋みを多く感じるようになるそうです。

教えていただいた「廻し注ぎ」はちょっとプロっぽかったです!

う~~ん、お茶を入れるってホントの奥が深いモノですね。

 

 

 

 

茶小泉さんには、焙煎機がありその場で焙茶を作ることができます。

焙煎機からは、それはもういい香りが出てお店中を包み込みました。

出来上がったばかりの焙茶を食すと、とても香ばしく、美味しかったのに驚きです。

 

元の茶葉、1度焙煎したもの、2度焙煎したものと飲み比べましたが、焙茶ってこんなに香って美味しいんだと驚き!

焙茶の香りを「火香」といい、炎の香りだそうです。なるほど!!焼いた香りなんですね。すばらしい表現です。

 

お茶の専門家から習う日本茶講座、お茶は身近なものですが何にも知らなかったんだと感じました。小泉社長から、

「最近は急須でお茶を入れる機会が少なくなってきた。昔は当たり前だったことですが、今考えるととても手間のかかることです。これは逆に価値のあることで、急須でいれたお茶はそのいれた人のオリジナルな飲み物といえるでしょう。」

 

普段はワインについては学んでいましたが、この講座を受けて日本茶、緑茶の世界にもはまりそうです。

また春ころには次回講座として、いろんな種類のお茶の飲み比べやペアリングも予定していますので、ぜひお楽しみに!

授業を待たなくてもぜひ店舗においでください、社長からお茶のお話しを聞けますので、お好みのお茶を選ぶことができますよ!

 

 

お茶の専門店 茶小泉

〒394-0027 長野県岡谷市中央町1丁目10−12
 0120-222-242

社長のブログ https://tyakoizumi.com/

 

 

 

 

 

 

レポート提出日:2020年01月20日(Mon)

レポーター:中村剣