信州アルプス大学

レポート

2月24日 代謝を上げ潤いをくれる食事~お肉とオイルについて~

講師の岡田望さんは、企業で働く営業職として成果を上げるものの、無理を重ねたことにより体調が変化。その経験から、女性のための食事栄養学を勉強し、健康と食事の関係について知識を深めてきました。ひどい冷えに悩んでいる、家族と離れて暮らしているので栄養面が不安、代謝をよくしてダイエットに役立てたいなど、それぞれの目的で参加された皆さんと一緒に岡田さんの話をうかがいました。


まずは「冬の食養生」について。冬は体が冷えて代謝や血流が低下。鼻や喉が乾燥します。全身の機能の中枢にあたる腎(泌尿器や生殖器も含む)も悪影響を受けるそうです。動物性食品(肉)・根菜・乾燥野菜などの体を温める食材を多く取り、1年の中で一番味付けを濃くするのがおすすめとのこと。しょうゆ・味噌・塩なども体を温めるので、そういう意味でも濃い味付けにする意味があると知り、なるほどと納得。
日ごろの食事では、ほとんどの人に不足しているビタミン・ミネラルを含む野菜類を意識して多く食べることが大事。そして、体の75%をつくるたんぱく質の働きや種類、おすすめの取り方をうかがいました。良質の植物性たんぱく質を取るのに、手軽なのは豆ご飯だとか。豆料理は一からやると手間がかかって敬遠しがちですが、浸水した豆をごはんに混ぜて炊くだけならカンタン! その手があったかと気付かされました。さっそく週1ペースで豆ご飯に決定です! また、体の組織にとって必要なオイルの種類、取り方や扱い方などをお聞きしました。いいオイルは、アレルギーを起こす物質を抑えたり血液循環をよくするそうです。酸化させないのも大事とのこと。

受講した皆さんは直接岡田さんに質問するなど積極的でした。日ごろ何となく知っているつもりで取っていた肉や油について、健康との関わりとからめてしっかりと解説してくださり、参考になりました。

レポート提出日:2018年02月25日(Sun)

レポーター:北原華子