レポート

3月24日 プス大開校2周年授業 純粋でポップな限界のまちづくり

信州アルプス大学もこの1月で開校2周年を迎えました。
2周年記念講演として、開校式にも来ていただいた谷亮治さんに再びご講演をお願いしました。

谷さんの著書である「モテるまちづくり」の続編「純粋でポップな限界のまちづくり」を題材に昨今のまちづくりへ一石を投じるお話しでした。

 

昨今のまちづくりはいわゆる”ソーシャル系”で、ぴかぴかしててポップなイメージが伴います。人気者とか都会の学者さんが横文字を並べたりして”ふつう”の僕らからはちょっと縁遠い感じまします。

しかし、元来まちづくりとはまちで暮らす人々の無意識な行動、振る舞いが原点ではないか?と谷さんは問います。

笑顔でいること、人に親切にすること、美人が街をさっそうと闊歩すること。どれも無意識で別にまちづくりを意識はしていないけど、そういったものが社会資本として積み重なり、「無意識生産~意図せぬ貢献~」を果たしている。

 

 

ボランティアにしても、それ自体をまちづくりと目的化して無理してやっている=自分の時間を消費している、と捉えると、キツく厳しいものとなります。

ボランティアは手段で、自分のやりたいことを実現する手段、将来への投資と考えるとものすごく楽になります。まちづくりが目的ではないんですね。結果的にまちに貢献している形です。

 

 

 

それらの土台として、「まちづくり0.0」があります。

メディアに華々しく報道されるものだけがまちづくりではありません。
まちに生活するみんなが日常的に無意識に行っている「ふるまい」がまちづくりの原点です。

 

そう捉えると、何が導き出せるのか?
これまで気がつかなかった見えていなかった”限界(ギリギリの)まちづくり”が意識できるようになったことで、無意識に行っていた振る舞いを意識的に行えるようになるし、無意識な人々の行為を”ありがたい”と思えるようになります。

みんながまちづくりに参加しているのです。

信州アルプス大学では、開校式からの谷さんの「モテるまちづくり」を基本コンセプトの1つとしてきました。2周年を迎え、あらためて谷さんの話を聞けたことで僕たちの活動は特別な人たちを相手にするのでなく、普通の市民にむけたものとしてより意識してやっていこうと思いました。

プス大は、まちの学びのプラットフォームです。
敷居を低くし、使う言葉も学者風に難解にせず、みんなが参加できる事業として3年目をむかえたいと思います。

 

 

レポート提出日:2018年03月28日(Wed)

レポーター:中村剣